111 全国百線鉄道の旅

旧リスト(4:3 LB)

001 全国百線鉄道の旅
SLやまぐち号と山口線37:49
 JR山口線は山陽と山陰を結ぶ連絡線のひとつで全長93.9km。中国山地を縦断するため、変化に富んだ景観が車窓を流れる。
山口線といえば、山口県小郡駅と島根県津和野駅間を走るレトロ列車、SLやまぐち号が有名。SLやまぐち号を牽引するのはC57形蒸気機関車で、その優美なイメージから「貴婦人」と呼ばれている。SLやまぐち号を追って、迫力ある走りを独自の撮影ポイントで収録、その魅力に迫る。
そして津和野駅からは、ディーゼル列車のキハ40で、山口線の終点、益田駅まで走り沿線風景を詳細に紹介する。
 2003.07.04
002 全国百線鉄道の旅
近鉄特急で行く伊勢志摩リゾート37:49
 近畿・東海の2府4県を走る近鉄は、個性あふれる近鉄特急が有名。今回はリゾート特急のシンボル「伊勢志摩ライナー」で大阪の上本町から三重の賢島まで旅する。
 
003 全国百線鉄道の旅
古都を走る観光列車37:50
 川下りで有名な保津川に沿って走る嵯峨野観光鉄道トロッコ列車。機関車が牽引する客車は、かつて木材を運搬していたトロッコを改造したもの。開放感満点の客車からは、保津川の景色と自然が満喫できる。今回紹介するもうひとつの鉄道は、京都洛北方面への輸送を担う叡山電鉄。鞍馬線を中心に展望車両900形「きらら」で旅する。観光をコンセプトにしたこの車両は、窓に対面した座席が特徴。京の奥座敷、貴船や鞍馬への旅を紹介する。
 
004 全国百線鉄道の旅
動く鉄道博物館 大井川鐵道38:24
 日本全国の鉄道路線の中から、旅情あふれる路線を美しいハイビジョン映像でお届け!
箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と詠われる大井川。それをぬうように走るSLは、大井川鐵道の魅力のひとつ。日本で唯一、毎日SLを運行している大井川鐵道は、金谷駅と千頭駅の間を結ぶ大井川本線と、日本で唯一のアプト式鉄道の井川線からなる。
また、全国各地で活躍して引退した電車たちが復活、SLとともに元気に走っている。独自の視点で取材したハイビジョン映像で、まさに“動く鉄道博物館“、魅力たっぷりの大井川鐵道を徹底紹介する。
005 全国百線鉄道の旅
南紀ぐるりん旅・紀勢本線42:49
 日本全国の鉄道路線の中から旅情あふれる路線を美しいハイビジョン映像でお届け。
今回は和歌山県の和歌山市駅から新宮駅まで、紀勢本線の魅力を発見する旅!
「お伊勢七度、熊野へ三度…」。宮中文化花盛りの平安時代から熊野の地はあこがれの地だった。今もなお現代人を引きつける何かが、その地にはある。
紀勢本線の「オーシャンアロー」や「スーパーくろしお」は古都京都から熊野の新宮を目指して走る特急。紀勢本線ではこのほか、夏場に走る「きのくにシーサイド」など魅力あふれる列車が走っている。今回は紀勢本線の魅力を再発見する旅に出る。
006 全国百線鉄道の旅
ワイドビューで行く飛騨路 高山本線42:55
 JR高山本線は東海道本線の岐阜駅と北陸本線の富山駅を結ぶ全長225.8キロメートルの路線で、まさに本州中部の太平洋と日本海を繋ぐ本州横断鉄道。JR東海自慢の特急「ワイドビューひだ」は全線の約8割を川に沿って走る。深緑と山紫水明の自然が織りなす車窓の景色は、高山本線の魅力といえる。沿線には日本三名泉のひとつ「下呂温泉」や飛騨の小京都「高山」など、多くの観光地が控えている。今回は「ワイドビューひだ」で美濃路・飛騨路・越中路を旅する。
 2003.08.--
007 全国百線鉄道の旅
釧路湿原からオホーツク海へ 釧網本線42:55
 釧路の釧と網走の網をとって釧網(せんもう)と読む。道東を南北に走る釧網本線は全長166.2Km。釧網本線は2つの顔を見せる。東釧路を出た列車はすぐに大海原のような大湿原に入る。釧路湿原だ。360度、見渡す限り人工的な建物は一切目に入らない。一方、知床斜里駅を出ると、オホーツクの海が拡がる。冬になると一面流氷でうまる。沿線には摩周湖や屈斜路湖などもあり、変化に富んでいる。北海道が体験できる釧網本線だ。
 2003.09.--
008 全国百線鉄道の旅
みどりの特急 ゆふいんの森に乗って 久大本線42:34
 久大本線を走るみどり色の特急「ゆふいんの森」。特急ゆふいんの森は博多から豊後富士由布岳が美しい由布院を経て、終点別府へと向かう九州横断観光特急。久大本線は田園地帯から渓谷、山間部そして高原へと変化に富んだ車窓が美しく、特急停車駅には温泉地や名勝が数多く点在している人気の路線だ。JR九州の客室乗務員によるサービスも充実しており列車の旅ならではの楽しさが満喫できる。今回はみどりの特急ゆふいんの森に乗って別府まで出掛ける。
 
009 全国百線鉄道の旅
日光・鬼怒川から会津高原へ 東武鉄道42:53
 関東平野を中心に464kmの路線網を持つ東武鉄道は、浅草から日光、鬼怒川、会津方面へ走り、100カ所のホテルがある鬼怒川温泉や、日光江戸村、ウエスタン村などの観光スポットをめぐる。日光線と鬼怒川線は日本屈指の観光地を結ぶ路線で、その輸送の代表格が東武自慢の豪華特急「スペーシア」。一方、野岩鉄道や会津鉄道に乗り入れて会津高原や南会津を結ぶのは、急行「南会津」と快速。更に、伊勢崎線から桐生線に入り赤城方面を結ぶ特急「りょうもう」と、東武鉄道は様々な列車を走らせている。今回は、これらの列車に乗って東武沿線の旅を紹介する。
 2003.11.--
010 全国百線鉄道の旅
10木曽路から信濃路へ 中央本線42:49
 JR中央本線は、日本でも屈指の山岳地帯に延びる幹線で、東京と名古屋をほぼ旧中山道沿いに結ぶ全長396.9kmの路線である。長野県塩尻を境に東は中央東線(JR東日本)、西は中央西線(JR東海)と呼ばれ、それぞれ新宿と名古屋から信州方面を目指す。路線の性格上、東線と西線を直通する列車は設定されていない。今回は中央西線の旅。旧中山道の宿場町(馬籠宿、妻籠宿、奈良井宿など)を訪れながら、特急「ワイドビューしなの」で信濃路長野へ歴史とロマンの旅に出る。
 
011 全国百線鉄道の旅
11神話の里から火の國へ 高千穂鉄道 南阿蘇鉄道42:49
 宮崎県延岡から高千穂までを走る高千穂鉄道。熊本県立野から高森までを走る南阿蘇鉄道。この2つの鉄道は、旧国鉄時代、一本に結ばれ九州を横断することになっていたが、実現には至らなかった。現在は、JRから引き継がれ第3セクターとして運営されている。今回は、絶景の高千穂峡や神楽の舞、そして神話の旅へと誘う高千穂鉄道と雄大な阿蘇の麓を駆け抜ける南阿蘇鉄道。この2つの鉄道を紹介する。
 2003.11.--
012 全国百線鉄道の旅
12森と水とロマンの鉄道 磐越西線42:48
 新潟県と福島県を結ぶ全長175.6kmの長大なローカル線、磐越西線。
その路線を優雅に走るのはC57形180号機−「SLばんえつ物語号」。山間にこだまする汽笛…、その優美な姿からこのSLは“貴婦人”と呼ばれている。飯豊連峰を臨みながら、そして吹き上げる煙を阿賀野川の水面に映しながら、磐越路を疾走する姿はまさに「森と水とロマンの鉄道」そのものだ。
今回は自然の中を雄大に走るSL、そして訪れる者の旅情をかき立ててやまない路線、磐越西線を紹介します。
 2003.11.--
013 全国百線鉄道の旅
13特急「南風」と四国の大自然 土讃線42:48
 子どもたちに大人気のアンパンマン列車も活躍するディーゼル特急「南風」は、岡山駅(岡山県)〜宿毛駅(高知県)間の315.8kmを、最速4時間30分で結ぶJR四国自慢の列車。この沿線は土讃(どさん)線をはじめ、土佐くろしお鉄道などの3社6線にまたがって運転され、瀬戸大橋、大歩危・小歩危の険しい渓谷と緑なす四国山地、そして雄大な太平洋とダイナミックに展開する四国の大自然の中を、風の如く颯爽と駆け抜ける。
番組では、讃岐うどんや四万十川の幸など、ご当地絶品の味も紹介していく。
 2004.07.02
014 全国百線鉄道の旅
14つばめ、春風に乗って 鹿児島本線・肥薩おれんじ鉄道42:49
 春の風を切り、爽快に走り出した九州新幹線「つばめ」号。JR九州初となった新幹線「つばめ」は、2004年3月に「新八代〜鹿児島中央」間で先行開通したニューフェイスだ。また、同時期にオレンジと青と緑のラインが爽やかな列車が「八代〜川内」間の海岸線を走り出した。これは九州新幹線の開通に合わせて、第3セクターとして開業した「肥薩おれんじ鉄道」だ。
今回は鹿児島本線と九州新幹線「つばめ」、また、陽の光をサンサンと浴びながら走る「肥薩おれんじ鉄道」をたっぷりと紹介する。
 2004.07.16
015 全国百線鉄道の旅
15北の日本海を行く 五能線と津軽鉄道42:49
 五能線は秋田・青森両県の美しい海岸線に沿って走り、世界自然遺産の白神山地や、津軽富士と呼ばれる岩木山など見所が多く、一度は乗ってみたい鉄道として人気が高い。今回は五能線を走る快速「リゾートしらかみ」に乗って、北の日本海の旅に出る。この他、太宰治の故郷を走る津軽鉄道の「走れメロス」号やストーブ列車も紹介していく。
 2004.06.--
016 全国百線鉄道の旅
16京から吉野へ いにしえの時を辿る 近鉄京都線・橿原線・吉野線42:49
 近畿・東海2府4県を走る近鉄特急。今回は京都から奈良・大和路を抜けて、日本有数の桜の名所「吉野の里」へと、名所・旧跡を巡る旅に出発します。新撰組が闊歩した、伏見の街の魅力を再発見! また、一休さんゆかりの地で波瀾の生涯に想いを馳せながら平城宮跡や東大寺へ。そして古代のロマン香る明日香では、悠久の歴史の息吹を体感します。
バラエティー豊かな車両が魅力の近鉄特急を乗り継いで、沿線の名所、いにしえの時の面影を辿っていきます。
 2004.06.--
017 全国百線鉄道の旅
17早春の丹後半島へ 北近畿タンゴ鉄道42:49
 今回紹介する「北近畿タンゴ鉄道」は、日本三景の一つである「天橋立」へと誘う路線で、丹後地域と但馬地域を走る第三セクターの鉄道となっている。  この沿線では、JR京都駅、新大阪駅からアクセスし、自社の車両を使用する特急「タンゴ・エクスプローラー」、特急「タンゴ・ディスカバリー」が日々活躍している。風光明媚で"日本海の幸"豊かな丹後半島は、人気のスポットが点在することでも有名である。今回は、北近畿タンゴ鉄道の特急列車に乗って、丹後半島へ出かけてみよう!
 2004.03.--
018 全国百線鉄道の旅
18SLよ永遠に 〜やまぐち号復活運転25周年〜42:49
 旧国鉄の営業線からSLが姿を消したのは1975年のこと。その4年後の1979年、SL復活を望む全国の鉄道ファンの期待に応えて、山口線でSLが復活した。その後、国鉄からJRとなり、時代が21世紀に変わってもSLは走り続け、2004年8月1日に「SL復活運転25周年」を迎えた。番組ではその様子を中心に、SLの旅の魅力をたっぷりと紹介する。
 2004.08.--
019 全国百線鉄道の旅
19故郷(ふるさと)に出逢う旅 〜智頭急行〜42:49
 1994年に開業した兵庫、岡山、鳥取の3県にまたがる総延長56.1kmの智頭急行。沿線には昔からの宿場町や剣豪・宮本武蔵の里など、歴史を感じさせる名所の他、一般公開されている天文台では世界最大の望遠鏡もあり、見どころが多数ある。今回は智頭急行を代表する特急「スーパーはくと」に乗って、鳥取県の倉吉まで出かける。
 2006.07.--
021 全国百線鉄道の旅
21海と火山と大平原を行く 室蘭本線42:34
 室蘭本線は北海道南西部の海沿いに長万部から岩見沢まで全長211kmの路線である。
函館本線の列車は長万部から室蘭本線に入るため、東京からの寝台特急「北斗星」や「カシオペア」、そして函館からの特急「スーパー北斗」や「北斗」が内浦湾と羊蹄山・有珠山を背に疾走する姿が見られる。
列車はサミットが開催される洞爺湖や道内屈指の温泉郷・登別温泉を通りながら太平洋沿いをひた走り苫小牧へと向い、沼ノ端からは勇払原野の中を進み石勝線が交叉する追分へ、やがて石狩平野に入ると終点の岩見沢へと向っていく。
今回はホームのすぐそばに海がせまる北舟岡駅や母の日には記念切符を発売している母恋駅などローカル色豊かな駅も紹介している。
  
022 全国百線鉄道の旅
22黒部の秘境と箱根を訪ねて 黒部峡谷鉄道・箱根登山鉄道42:34
 黒部川の峡谷に沿って走る黒部峡谷鉄道は、宇奈月〜欅平(けやきだいら)間20.1kmを結ぶ日本でも珍しい軌間762mmの鉄道だ。 かつては、黒部川の水力発電所を建設するためにつくられた専用線で、昭和のはじめまでは「生命の保証をしません」を条件に一般乗客を乗せていた。41のトンネルをぬけ22の橋梁を渡りながら深山幽谷の黒部川を奥へ奥へと登っていく様子は、まさにここが日本の秘境であることを教えてくれる。
一方、箱根観光の輸送を担う箱根登山鉄道は小田原が起点だが、箱根湯本までは小田急の車両のみ運行されている。登山電車は箱根湯本から出ている。急勾配区間は80パーミル。つまり1000mに対して80メートルの高低差と日本で最大級のものだ。
3回スイッチバックしながら登っていく鉄道に完全密着した。 
  
023 全国百線鉄道の旅
23シーサイドエクスプレス 阪神電車・山陽電車42:34
 阪神間にはJR・阪急・阪神と3つの鉄道があるが、阪神が一番海に近いところを走っている。阪神電車は元町から神戸高速鉄道を介して山陽電車とレールがつながっており、姫路まで直通運転している。
同じく直通運転している山陽電車も海岸線を走っており、両社の特急はシーサイドエクスプレスと呼ばれている。梅田〜姫路間には阪神タイガースの本拠地阪神甲子園球場や六甲山、そして港町神戸、源平合戦の舞台となった須磨浦、世界最長の吊橋・明石海峡大橋、そして世界遺産の姫路城と見どころがいっぱいだ。
今回は阪神・山陽のシーサイドエクスプレスに乗って夏を満喫する旅に出る。
  
024 全国百線鉄道の旅
24奥出雲から絶景の山越え 木次線42:34
 木次線は、中国山地を南北に縦断する宍道から備後落合まで全長89.1kmの路線。列車は、宍道湖のほとりから、出雲神話に彩られた奥出雲へと分け入り、田畑と山の木々との緑のコントラストが美しい、日本の原風景のような景色の中を駆け抜ける。その沿線にも、駅長が手打ちで打ってくれる蕎麦屋がある亀嵩駅、松本清張原作の映画「砂の器」のロケに使われた八川駅、延命水と呼ばれる水が湧く出雲坂根駅など、ぜひ立ち寄ってみたい趣のある駅も多い。また、春から夏にかけて運行されているトロッコ列車「奥出雲おろち号」も観光客の人気を集めている。圧巻は、出雲坂根から三井野原まで161mもの高度差を駆け上がるための三段式スイッチバック。30パーミルの勾配を登りきった車窓から眺める国道314号線の「奥出雲おろちループ」などの展望も素晴らしい。神話、歴史、そして雄大な自然…様々に楽しませてくれる木次線の魅力を紹介する。
  
025 全国百線鉄道の旅
25北の大地からニシンの海へ 留萌本線42:35
 北海道内屈指の米どころ深川を出発した列車は、田園風景が延々とつづく北の大地をすすむ。雨竜川を渡ると沼田町。ここはホタルの町として有名。ホタル保護のための条例もある。恵比島駅は、NHK朝の連続テレビ小説「すずらん」の明日萌(あしもい)駅として今も観光客を集めている。この駅で田園風景から山あいを走る風景へと変わる。列車は峠越えをしてやがて日本海へ。そこはかつて石炭の積出し港として、またニシン漁で栄華を極めた留萌の町。ここから日本海に沿って終点の増毛へと向う。増毛はボタンエビの水揚が日本一の漁港で、明治・大正の古き町並を残した町、全長66.8kmという短い留萌本線だが見どころは多い。
  
026 全国百線鉄道の旅
26特急街道の北陸路 北陸本線42:49
 滋賀県米原から新潟県直江津へと伸びる北陸本線は、全長353.9q。近畿と北陸を結ぶ重要幹線である。雷鳥・サンダーバード・しらさぎ・北越・はくたかなどの特急列車が走り、特急街道とも言われている。北陸本線の沿線は名所、旧跡が多い。福井は永平寺、東尋坊。石川は加賀の温泉郷と金沢の兼六園。富山を過ぎると列車は日本海の沿岸を走る。ヒスイ海岸や親不知海岸など車窓からの見所がいっぱい。新潟県に入るとトンネルの中に駅がある地底駅もある。直江津までの旅は長い。
  
027 全国百線鉄道の旅
27阿蘇高原の大パノラマ 豊肥本線42:49
 熊本と大分を結ぶ豊肥(ほうひ)本線は別名、阿蘇高原線。阿蘇のカルデラをつらぬき九州を横断するため、急勾配を登るスイッチバックや大自然が作り出した雄大な景観が楽しめる。阿蘇を見渡せる大観峰やおなじみの米塚、草千里ヶ浜。中岳火口は現在も噴煙をあげる活火山だ。沿線には温泉地が多く、中でも全国屈指の人気を誇る黒川温泉では、趣向を凝らした露天風呂を巡ることができる。阿蘇を抜けた先にある豊後竹田も「荒城の月」のモデルとなった岡城跡や、豊富な湧き水など見所が多い。九州横断特急や観光列車あそ1962、そして2005年に一旦引退し来年復活が計画されているのが、「ハチロク」の愛称で親しまれてきた8620形SL。これら魅力的な列車とともに豊肥本線の魅力を紹介する。
  
028 全国百線鉄道の旅
28みちのくの大自然を行く 釜石線・山田線・岩泉線42:49
 釜石線は宮沢賢治の故郷、岩手県花巻市と釜石市を結ぶ。「銀河鉄道の夜」のモチーフになったといわれている宮守川橋梁などを訪れる。宮沢賢治の故郷・岩手県花巻と三陸海岸の港町・釜石市を結ぶ釜石線。賢治が「銀河鉄道の夜」のモチーフにしたといわれる宮守川橋梁は観光シーズンにはライトアップされ、その上を走る列車は幻想的で、まさに"銀河鉄道"。そして沿線には、民話に彩られた里・遠野があり、多くの観光客が訪れている。急峻な山を越えるため、ヘアピンカーブがあり、車窓からこれから行く線路と駅が見下ろせるという珍しい経験もできる。釜石からは山田線に乗り込み、三陸海岸と北上山地の大自然の絶景を堪能しながら盛岡に向かう。山田線の茂市駅から出ている盲腸線の岩泉線は、終点の岩泉まで走る列車が1日わずか3往復しかないまさにローカル線だが、山あいの美しい自然の中、趣のある集落をたどる列車の旅は他では味わえない贅沢さに満ちている。
 
029 全国百線鉄道の旅
29最果ての地へ走る 〜宗谷本線〜42:50
 日本の最北の地、稚内へと伸びる宗谷本線。旭川から稚内260キロを結ぶ普通列車は1日1本。小説「氷点」で知られる三浦文学の舞台、旭川を出発し、キハ40系は北へ北へと向かう。塩狩駅では三浦綾子の記念館を訪ね、彼女をしのぶ。かつて深名(しんめい)線と名寄(なよろ)本線が分岐していた名寄駅では、豪雪地帯で活躍したSLキマロキ排雪列車の雄姿を見る。音威子府(おといねっぷ)駅では名物のそばを味わい、トナカイの地・幌延、そして最北の湿原・サロベツ原生花園を訪ねる。やがて車窓から木立は消え、素裸で風雪に耐える大地へと変る。そこは最果ての地、稚内。宗谷岬の彼方40キロ先はサハリンだ。
  
030 全国百線鉄道の旅
30北アルプスの麓を駆ける 大糸線42:49
 長野県松本から「日本の屋根」と呼ばれる、北アルプスの東側を北へと走る大糸線。スキーシーズンはもちろんのこと、四季を通じて美しい自然に囲まれた大糸線は一年を通じて楽しめる一大リゾート圏。毎年100万人以上も訪れる「立山黒部アルペンルート」も大糸線の信濃大町からはじまる。今回は信州から北アルプスの麓を駆け抜け、日本海側 の糸魚川まで伸びる大糸線を紹介する。
  
031 全国百線鉄道の旅
31瀬戸内の夕日を追って 予讃線42:50
 讃岐の高松と伊予の宇和島を結ぶ全長297キロの予讃線は四国最長の重要幹線です。旅のはじまりは先ず坂出の讃岐うどん。昼の1時間だけ一般客用に営業する製麺所で打ち立てたばかりのうどんをいただきます。讃岐富士をながめながら電車特急のいしづちは宇多津に到着。岡山発の特急しおかぜに連結されて一路松山へ。途中、観音寺の海岸近くにある寛永通宝をかたどった巨大な砂絵や、江戸幕府の財政を支えた別子銅山、そして四国の霊峰・石鎚山を訪ねます。松山では夏目漱石が「マッチ箱のような汽車」と表現した坊っちゃん列車で市内観光へ。松山が生んだ文人・正岡子規の子規堂や漱石ゆかりの地を巡ります。そして、道後温泉の湯舟につかりながら旅の疲れを癒し、郷土料理で舌鼓。松山から終点の宇和島は非電化。ディゼルカーに乗り換えて内子へ。内子は江戸から明治にかけて木ろうや和紙の製造で栄えた町。およそ600メートル続く町家は、国の重要文化財。大正時代に建てられた芝居小屋内子座は今も健在です。下灘は伊予灘に沈む夕日が美しい駅。青春18切符のポスターにもなりました。列車は予土線と分岐する北宇和島を過ぎると終点の宇和島に到着。隣のホームには、四万十川に沿って窪川へと伸びる予土線の普通列車が、出発を待っていました。
 2009.06.19
032 全国百線鉄道の旅
32信州の高原から越後の日本海へ 信越本線42:49
  今回は信州の高原から越後の日本海へと続く信越本線。群馬県、高崎起点の信越本線。長野県を縦断し新潟まで結んでいた路線だったが、長野新幹線の開業にともない横川〜軽井沢間が廃止され分断された。信州の高原から越後・新潟まで続く信越本線。信州の山々や沿線を彩るりんごの木。ナウマン象が発掘された野尻湖。妙高・赤倉の温泉。山古志村の牛の角突き。長岡の世界一大きな花火。そして、車窓に迫る日本海など、時間をかけて旅をしたい。新幹線で素通りするにはもったいない信越本線だ。
 2009.07.24
033 全国百線鉄道の旅
33港町・神戸から古都・奈良へ 阪神電気鉄道/近鉄日本鉄道42:50
 阪神三宮〜近鉄奈良間の鉄道地図を大きく塗り替える阪神なんば線の魅力に迫る。2009年3月に開通した"阪神なんば線"。阪神西大阪線の西九条から近鉄難波までが延伸され、ミナト神戸、大阪ミナミ、そして古都奈良を直結。関西の歴史ある大手私鉄・阪神と近鉄が相互直通運転を行うことなった。近鉄車両が淀川を渡り、阪神車両が生駒山麓を駆け抜ける・・・。そこには、今まで観たことのない光景が日々繰り広げられている。阪神三宮〜近鉄奈良間の鉄道地図を大きく塗り替える阪神なんば線の魅力に迫る。
 2009.08.28
034 全国百線鉄道の旅
34ぐるり黒潮の旅 紀勢本線 和歌山市〜亀山42:49
 今年で全線開通50周年を迎えるJR紀勢本線。車窓から眺める美しい山々と雄大な太平洋の姿が大きな魅力。今年で全線開通50周年を迎えるJR紀勢本線を紹介する。和歌山、三重にまたがる紀伊半島の太平洋沿岸を颯爽と走る特急オーシャンアロー、広い視界が自慢の特急ワイドビュー南紀。車窓から眺める美しい山々と雄大な太平洋の姿が大きな魅力だ。世界遺産・熊野古道の中でも、石畳の美しさは随一と名高い馬越峠。熊野灘の海の幸を存分に味わえる宿。日本一の清流での川遊び。遠い日の夏休みを思い出す...そんな旅に出てみたくなる路線だ。
 2009.09.25
035 全国百線鉄道の旅
35日本最長路線を行く 山陰本線(前編)京都〜米子42:49
 全長676キロ、日本で最長路線の山陰本線を紹介。今回はその前編として京都〜米子間と境線をお届けする。山陰本線のシンボルといえば「餘部橋梁(あまるべきょうりょう)」、明治45年の完成時は、東洋一を誇っていた。しかし、現在付け替え工事が進められており、今秋にはコンクリート製の橋梁に生まれ変わる。  山陰の冬の味覚は松葉ガニ、「松崎」ではカニの造りや焼きガニなど、浜ゆでならではの味が堪能できるフルコースや、「城崎温泉」では外湯めぐりを紹介。また、「米子」から、「境港」へ伸びる境線には、妖怪列車が走っている。これは境港が「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるさんの故郷という縁からだ。山陰本線は単線非電化の区間や単線・複線の電化区間など、その沿線風景と合わせたかのように変化していく。
 2010.02.06
036 全国百線鉄道の旅
36冬の日本海を西へ 山陰本線(後編)米子〜幡生42:49
 全長676キロ、日本で最長路線の山陰本線を紹介。今回はその後編として米子〜幡生間の旅をお届けする。後編は山陰鉄道発祥の地、米子から出発。次の駅「安来」の間で鳥取県から島根県に入る。安来は民謡安来節のふるさと。ここには枯山水の庭園をもつ「足立美術館」がある。横山大観の地、近代日本画の代表作を数多く揃えている。「松江」は山陰地方の中心の街。そのシンボル松江城の天守閣は山陰で唯一1611年の完成当時のまま現存している。松江に来ると、作家・小泉八雲の世界にふれることができる記念館や武家屋敷の旧居がある。宍道湖(しんじこ)のほとりをかすめ、神話の国「出雲」へ。そして「大田(おおだ)」では世界遺産に登録された「石見銀山」へ向う。山陰は温泉地が多く「玉造」や「温泉津(ゆのつ)」に立ち寄る。列車は山口線と分岐する「益田」から西は特急列車の姿は消え、普通列車のみ。日本海の荒波と吹雪の中、列車はさらに西へ向う...。
 2010.03.13
037 全国百線鉄道の旅
37白いかもめに乗って〜長崎本線〜42:34
 今回は、長崎本線の特急「かもめ」に乗り、佐賀県から長崎県までの列車旅をお届けする。長崎本線の看板特急「白いかもめ」は、起点の鳥栖(とす)を出発して佐賀平野を滑るように走っていく。やがて、車窓右手には弥生時代の大遺跡群「吉野ヶ里遺跡」が広がる。古代人の暮らしに思いを馳せていると佐賀に到着。旧長崎街道沿いには歴史的は建物が続く。肥前山口で佐世保線と接続、この駅で「かもめ」は、併結してきた特急みどりを切り離す。肥前鹿島で進路を南に変えると、車窓左手に有明海が眩しく光る。青い海に「白いかもめ」が映える。入り江に沿って走ると諫早(いさはや)に到着。喜々津で長崎本線はふたつに別れ普通列車は大村湾に沿って、特急は長いトンネルに入ってそれぞれ長崎に向かう。
 2010.04.22
038 全国百線鉄道の旅
38日本の最東端へ走る〜根室本線〜42:49
 今回は、日本の最東端を走る根室本線に乗り、滝川から東根室駅までの列車の旅をお届けする。全長443.8キロ、北海道で最長路線の根室本線は屯田兵開拓の町、滝川から日本の最東端、根室まで延びる単線・非電化の路線。全線を走破する列車は1本もない。滝川方面からの列車は帯広や釧路止まり。そこから先、根室へは「花咲線」の愛称があり、別路線の趣きだ。滝川発の列車は空地(そらち)川に沿って初夏にはラベンダーが咲き誇る富良野。そして、映画「鉄道員(ぽっぽや)」のセットが残る幾寅(いくとら)を通り、新狩勝トンネル内で石勝(せきしょう)線と合流する。ここで、札幌方面からの特急おおぞらや特急とかちが根室本線に入る。列車は日本三大車窓の絶景を見ながら新得、帯広、池田を経由して厚内(あつない)からは太平洋に沿って釧路へ向かう。ここから先の根室本線は民家も途絶え、湿原や荒野の中を走る。車窓からエゾシカとも出会える。気が付くと広い大地にレール以外、人工物は一切ない。「最果て」よりも「この世の果て」という眺めだ。東経145度36分05秒、ここが日本最東端の東根室駅。そして次が終点の根室だ。今回は見所満載の根室本線を紹介する。
 2010.05.20
039 全国百線鉄道の旅
39関空から空海へ 南海電気鉄道43.19
 南海電鉄は営業キロ数154キロ。路線は南海線と高野線の二つに大別される。南海線はなんばから和歌山市を結ぶ路線。沿線には、海の神様をまつる住吉大社や刃物の町・堺などがある。泉佐野で空港特急のラピートは関西空港へ、特急サザンは和歌山へ向かう。和歌山では、ねこの駅長で全国に知られた和歌山電鉄の「たま駅長」を紹介。高野線は、なんばから空海が開いた高野山を結んでおり、山岳路線のような急こう配を登る。南海は仏教への聖域を身近で気軽な旅へと誘ってくれる。
 2010.06.10
040 全国百線鉄道の旅
40立山連峰に抱かれて〜富山地方鉄道〜42:49
 地鉄の名で地元の人々に親しまれている富山地方鉄道は、鉄道線と軌道線を合わせて全長100.5キロとなる私鉄路線。富山からアルペンルートで名高い立山や、黒部渓谷鉄道の起点宇奈月温泉を結んでいる。立山連峰を間近に望む室堂には高さ15メートルにもなる雪の壁があり、春の人気観光地となっている。沿線には山の魅力とともに、富山湾が育む海の幸も豊富。富山湾の代名詞であるホタルイカをはじめ初夏にかけて旬をむかえるシロエビなど、地元でしか味わえない新鮮な料理を紹介する。
 2010.07.08
041 全国百線鉄道の旅
41伊那路の山河を行く〜飯田線〜42:50
 飯田線は愛知県の三河地方と長野県の伊那地方を結ぶ、全長195キロのローカル線。列車は豊橋からしばらく名鉄との共用路線を進み、長篠の古戦場を横にみて、天竜川の渓谷に。列車でしか訪れる事ができない駅、切り立つ崖にしがみつくように敷かれた線路、山の落盤を避ける為、川の対岸に渡らず戻ってくる、通称S字橋。やがて渓谷が尽きると南アルプスと中央アルプスに挟まれた伊那盆地が広がる。日本最長のローカル線は、絶景も最長である。
 2010.08.05
042 全国百線鉄道の旅
42若狭湾から越前へ〜JR小浜線・えちぜん鉄道〜42:49
 小浜線は、京都府舞鶴市から福井の港町を結ぶ全長84.3kmのローカル線。列車が走る若狭湾沿岸には数多くの海水浴場があり、家族客でにぎわっている。沿線には、鯖街道の起点・小浜や風光明美な眺望が楽しめる三方五湖などもある。また、福井から三国港と勝山に延びるえちぜん鉄道は、第3セクターの鉄道。列車に同乗するアテンダント(客室乗務員)の笑顔と沿線の美しい風景が、旅に彩りを添えるローカル線だ。
 2010.09.09
043 全国百線鉄道の旅
43SLハチロクといさぶろう〜肥薩線〜42:35
 肥薩線は熊本県の八代から鹿児島県の隼人を結ぶ全長124キロのローカル線。開通百周年を迎えた2009年、「SL人吉」が復活運転を開始した。八代から人吉までは川線と呼ばれ、球磨川沿いに蒸気機関車の汽笛が響く。スイッチバック、ループ線、そして、日本三大車窓を走る山線には観光列車「いさぶろう」が人吉から吉松までを結ぶ。吉松からは特急「はやとの風」が終点の隼人まで走る。また、人吉から延びる第3セクター「くま川鉄道」は九州唯一のタブレット交換が見られる、これも見逃せない。
 2010.10.21
044 全国百線鉄道の旅
44北の果てをめざして〜JR東北本線(仙台以北)・大湊線/IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道42:34
 首都・東京と青森を結び、かつて日本で最も長い路線だった東北本線。2002年、東北新幹線の盛岡〜八戸間開業に際し、同区間が第三セクター化され、その座を山陰本線に譲りましたが、人や物資を運ぶ幹線として、東北地方の主要都市を結ぶ。今回は、仙台から東北本線を北上し、松島・平泉・花巻の観光地をめぐり、盛岡からは第三セクターであるIGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道を乗り継ぎ、八戸から再び東北本線に戻って青森へ向かう。また、野辺地から下北半島を北上する大湊線に乗って、本州最北端を目指す。
 2010.11.18
045 全国百線鉄道の旅
45日本最南端を走る〜指宿枕崎線〜42:34
 指宿枕崎線は鹿児島県の鹿児島中央―枕崎間87.8キロを結ぶローカル線。鹿児島中央から指宿枕崎線の看板列車「特別快速なのはなDX」に乗車。列車は薩摩半島に沿って快走する。紺碧の錦江湾に浮かぶ桜島が車窓に飛び込んでくると『砂むし温泉』で有名な観光地、指宿。この駅からローカル列車に乗り換えると、やがて薩摩富士で名高い、開聞岳の美しい姿が目に入る。日本最南端の鉄道の駅、西大山を過ぎると終点の枕崎に到着。ここは内地で最初に黒潮と出会う、鰹節の街でもある。
 2010.12.09
046 全国百線鉄道の旅
46北国の旅愁〜函館本線〜42:34
 函館から長万部、小樽を経て札幌、旭川を結ぶ全長423キロの函館本線。駒ヶ岳や羊蹄山、そして内浦湾や石狩湾など北海道らしい山と海のダイナミックな景観が楽しめる路線である。また、現在は主要幹線の座を室蘭本線や千歳線に譲った長万部〜小樽間では、SLニセコ号がのどかな風景の中を走り、秋の北海道を楽しめる名物列車として人気を集めている。特急スーパー北斗やL特急スーパーカムイといった高速列車の魅力も紹介しつつ、道南から道央へと旅をする
 2011.01.13
047 全国百線鉄道の旅
47備中を越えて出雲へ〜伯備線・一畑電車〜42:34
 瀬戸内と日本海を結ぶ伯備線は、全長138キロの電化路線で、急峻な中国山地を駆け抜ける特急やくもが路線の顔である。沿線には歴史的な風情に包まれた街、備中高梁や、ダイナミックな自然景観が魅力の井倉といった見所が続く。一畑薬師への参詣鉄道として敷設された一畑電車は、出雲市と松江市を結ぶ路線だが、一方で多くの参拝客を集める出雲大社への鉄道としても知られている。宍道湖の珍味を集めた七珍(しっちん)料理や、国内屈指の美しさを誇る夕日の景観など、沿線の旅の魅力を紹介する。
 2011.02.10
048 全国百線鉄道の旅
48瀬戸内を西へ〜山陽本線・前編(神戸〜尾道)〜42:35
 日本有数の貿易港・神戸から瀬戸内海に沿って、岡山、広島、下関と主要都市を結びながら、九州・門司まで至る全長534.4・の山陽本線。今回は前編として、神戸から尾道までを旅する。  須磨の海沿いを走る列車は、明石、姫路と城下町をたどりながら、岡山に入り、備前地方の平野部を駆け抜ける。吉永駅近くにある旧閑谷学校では、備前焼の瓦屋根が美しい国宝の講堂と楷の木の見事な紅葉が出迎えてくれる。岡山・後楽園、倉敷・美観地区、鞆(とも)の浦と観光地を巡りながら、列車は坂の街・尾道へ。瀬戸内の自然と文化を堪能する旅路をお届けする。
 2011.03.10
049 全国百線鉄道の旅
49瀬戸内を西へ〜山陽本線・後編(尾道〜門司)〜42:49
 山陽本線の後編は、広島県・尾道から、福岡県・門司まで290.9kmを旅する。白壁の酒蔵が立ち並ぶ西条を出て、瀬野八と呼ばれる勾配を過ぎると、広島に到着。広島電鉄と並行して走りながら、宮島口へ。駅前の「うえの」では100年以上の歴史がある駅弁「あなごめし」を買うことができる。フェリーで宮島に渡り、厳島神社、錦帯橋と紅葉の観光地をめぐり、岩国を過ぎると列車は瀬戸内の海岸沿いを走る。本州最後の駅・下関では、この地では「ふく」と呼ばれるふぐを堪能。目の前の関門海峡には、多くの船が行き交っている。その下を通る関門トンネルを抜けると、終点・門司駅へ到着する。
 2011.03.27
050 全国百線鉄道の旅
50周防灘から日向灘へ行く〜日豊本線〜42:49
 小倉を起点に、周防灘から日向灘を通って終点鹿児島に至る全長467キロの日豊本線は九州で一番長い路線で沿線には魅力溢れる観光地が点在する。江戸時代の武家屋敷が今も残る杵築。50体以上もの石仏群からなる国宝臼杵石仏。豊後水道で獲れる本場の関鯖、関鯵が堪能できる別府。別府は又、日本屈指の温泉郷だ。この他、霧島温泉や絶品の寿司が味わえる佐伯も紹介する。
 2011.05.05
051 全国百線鉄道の旅
51くま川鉄道42:34
 熊本県の人吉盆地を潤す大河、球磨川に沿ってのんびりと走る、くま川鉄道湯前線。 第3セクターの「くま川鉄道」は、人吉温泉〜湯前間24,8キロを結ぶ単線・非電化の路線。「くま川鉄道」の観光列車、KUMA1とKUMA2は、木のぬくもりを感じさせるユニークな列車で、定期運行の他、季節に合わせてカフェトレインなどいろいろなイベント列車としても運行されている。また、あさぎり駅では、九州で唯一のタブレット交換を行なっている。今回は、九州の小京都「人吉」から、球磨焼酎のふるさと人吉盆地の各地を訪ねながら、終点の「湯前」までを巡る。
 2011.06.09
052 全国百線鉄道の旅
52半島を行く〜のと鉄道・津軽鉄道・伊豆急行〜42:34
 能登半島を北へ走るのと鉄道は、JRから引き継いだ路線で、七尾〜穴水間33.1キロを結んでいる。七尾と次の和倉温泉間はJRとの共同運用区間、金沢で切り離された3両編成のサンダーバードが和倉温泉に向かう。津軽半島の日本最北端を走る私鉄・津軽鉄道は、津軽五所川原から津軽中里まで伸びる全長20.7キロの路線で、全線が単線・非電化。津軽鉄道の冬の風物詩であるストーブ列車では、都会の鉄道では体感できない、ローカル鉄道ならではの風情や情緒が感じられる。海岸沿いを走る伊豆急行は、静岡県伊豆半島の東部に位置する伊東〜伊豆急下田間45.7キロを結ぶ全線電化の単線路線。伊豆高原を走るリゾート21の黒船電車は、2004年下田開港150周年を記念して運行が開始。車体は、下田に来航した黒船をイメージしている。
 2011.07.07
053 全国百線鉄道の旅
53玄界灘をながめ列島最西端へ〜筑肥線・松浦鉄道〜42:33
 九州一の大都市、福岡を出て佐賀県の唐津、伊万里を結ぶ筑肥線は玄界灘を眺める車窓とのんびりとしたローカル線の風情を楽しめる路線。唐津から少し足を伸ばせば活気ある漁師町、呼子がありイカの活き造りが有名だ。一方、焼き物の街、有田、伊万里から、たびら平戸口を経て佐世保へと続く松浦鉄道の沿線には、元寇の舞台となった鷹島や、日本で初めてポルトガル船が入港した平戸など歴史と文化に溢れている。約160キロを巡る日本最西端の鉄道の旅を紹介する。
 2011.08.04
054 全国百線鉄道の旅
54花の香りに包まれて〜富良野線・長野電鉄・氷見線城端線〜42:33
 北海道は旭川〜富良野を結ぶ富良野線。ラベンダー畑の中を行くトロッコ列車が見もの。信州長野を走る長野電鉄には、「りんご列車」や小田急からやって来た「ロマンスカー」が走っている。長野線の終点、湯田中は1300年の歴史を誇る温泉地、中でも建物が国の有形文化財に指定されている「よろづや」は200年も続く老舗旅館だ。北陸富山の氷見・城端線には「忍者ハットリくん列車」が走っている。作者の藤子不二男Aさんは氷見の出身で、車体も車内も人気キャラクターでいっぱいだ。
 2011.09.08
055 全国百線鉄道の旅
55うずしおと剣山に乗って〜高徳線・鳴門線・徳島線〜42:34
 高徳線の高松〜徳島間をほぼ1時間に1本というペースで走る、「特急うずしお」。高松を起点とする高徳線は、香川県東部の海岸沿いを走ったあと、讃岐山脈を越えて徳島へと至る。途中の池谷(いけのたに)駅で、全長8.5キロの鳴門線が分岐する。そして徳島線を走る、「特急剣山(つるぎさん)」。吉野川に沿って走る徳島線には、よしの川ブルーラインの愛称がつけられている。今回は、高徳線と鳴門線、そして徳島線を乗り継ぎ、香川から徳島へと、四国をめぐる列車旅をお届けする。
 2011.10.20
056 全国百線鉄道の旅
56忍者と坊ちゃんとSL〜伊賀鉄道・伊予鉄道・秩父鉄道〜43:04
 三重県の伊賀の里を走る伊賀鉄道には忍者列車が走っている。中には女忍者の「くノ一」も走っている。沿線の伊賀上野は芭蕉の故郷でもある。四国愛媛県の伊予鉄道には坊っちゃん列車が走っている。漱石の小説「坊っちゃん」で、まるでマッチ箱のような、と表現された列車だ。当時は蒸気を出すSLだったが、平成の列車は、見た目は蒸気機関車だが実際はディーゼル機関車。環境に配慮したらしい。埼玉県東部の秩父鉄道には本格的なSL、C58形が国鉄時代の客車12系を牽引して走っている。この列車の人気は高く秩父鉄道の観光の目玉になっている。
 2011.11.03
057 全国百線鉄道の旅
57優駿浪漫に乗って〜日高本線〜42:35
 北海道南部の太平洋側を走る日高本線沿線は競走馬の故郷だ。およそ1000を数える牧場があり、全国の8割とも9割ともいわれるサラブレットがこの沿線から誕生している。日本の中央競馬史上初の五冠場を達成したシンザン、地方競馬出身で頂点を極めたオグリキャップらのゆかりの地を訪ねる。また新冠(にいかっぷ)にはサラブレット銀座が1丁目から6丁目まで続く、今年生まれた仔馬たちがあちこちで跳ね回っている。また日本最大の馬のテーマパーク「うらかわ優駿ビレッジ」にはニッポウテイオウや有馬記念初の万場券場、ダイユウサクが種馬としての役目を終えて静かに余生を送っている。番組ではJRAの協力を得て日高育成牧場にもカメラが入った。来春の新馬戦でデビューする2歳馬の調教の様子を紹介する。
 2011.12.08
058 全国百線鉄道の旅
58青函トンネルを抜けて〜津軽海峡線〜42:34
 青森と函館を結ぶ津軽海峡線は、津軽線・海峡線・江差線・函館本線の総称として呼ばれている。この路線のハイライトは世界最長を誇る全長53,805mの「青函トンネル」ここには何と駅が存在する。海底から100mのところにある竜飛海底駅だ。毎年4月下旬から11月まで乗車券とは別に整理券があれば下車することができ、青函トンネルを探検することができる。青函トンネルを抜けて特急白鳥が最初に停車する木古内駅で江差線が分岐する。ちょっと寄り道してニシンの本場江差でニシン蕎麦に舌鼓。木古内を過ぎて暫くすると津軽海峡に沿って走る、その対岸は本州。江差線の終点五稜郭から函館本線に入って次の駅は函館だ。寝台特急のカシオペアが函館に入線し、上野から引っ張ってきた電気機関車を切り離してディーゼル機関車に繋ぎ変える。そしてカシオペアは札幌に向けて函館を後にする。
 2012.01.19
059 全国百線鉄道の旅
59いで湯と芭蕉をたずねて〜陸羽東線・陸羽西線〜42:34
 日本に11種類ある泉質のうち9種類もの温泉があり、370を越える源泉をもつ、鳴子温泉郷。陸羽東線は、小牛田から、鳴子温泉郷の数々の温泉地を結びながら西に向かい、奥羽山脈をこえて、新庄に至る全長94.1kmのローカル線だ。圧巻は、深さ約100mの渓谷が続く、鳴子峡の景観。紅葉の季節には、一面赤や黄色に彩られた錦繍の中を走り抜ける。新庄から、陸羽東線のバトンを引き継ぎ、西に向かうのが、全長43.0kmの陸羽西線。俳聖・松尾芭蕉が紀行文「奥の細道」で訪ねた地をたどりながら、最上川に沿って走ることから「奥の細道最上川ライン」の愛称がつけられている。
 2012.02.09
060 全国百線鉄道の旅
60房総半島に沿って〜内房線〜42:34
 JR内房線は千葉県の蘇我〜安房鴨川間を結び、東京湾の東側にそって房総半島を南へ下る、全長119.4キロ路線。首都圏のベッドタウンと、房総半島に点在する観光地へ誘う通勤路線と観光路線だ。沿線の観光スポットはマザー牧場、鋸山、鴨川シーワールドと多彩。そして安房の名物、鮑、伊勢海老、和田浦の鯨とグルメスポットがめじろ押し。100周年を迎えた内房線。鉄道ファンには小湊鐵道、JR久留里線の気動車も見逃せない。
 2012.03.01
061 全国百線鉄道の旅
61SLみなかみとローカル電車に乗って〜上越線〜
 群馬県の高崎駅から新潟県の宮内駅を結ぶ上越線。県境の長大なトンネルは地下深くに駅があり、また文豪、川端康成が「雪国」の冒頭で描いた場所でもある。高崎からは様々な臨時列車が発車しており、中でもSL D51やC61は鉄道ファンの注目の的だ。雄大な自然に佇む秘湯、そしてのどかな米所が広がる沿線の旅を紹介する
 2012.04.05
062 全国百線鉄道の旅
62房総半島に沿って〜外房線〜42:34
 JR外房線は千葉〜安房鴨川間を結び、房総半島の東側、太平洋に沿って南へ下る全長93.3kmの路線。安房鴨川で内房線と接続し、二つの路線が房総半島をぐるりと囲む。特急の本数も多く、首都圏からの房総半島巡りを身近なものにしている。大原で接続する、いすみ鉄道は小湊鐵道と繋いで房総半島横断路線を形成している。両社が接続する上総中野での乗り継ぎは長閑そのもので牧歌的。対して、千葉では世界最長の懸垂式、千葉都市モノレールが近未来風。今回も色々な鉄道が登場する。
 2012.05.10
063 全国百線鉄道の旅
63北の特急街道を行く〜千歳線・石勝線〜42:34
 千歳線は北海道で唯一の全線電化路線。旭川から新千歳空港行の電車特急は、札幌から新千歳空港まで快速となる。通勤路線としての役割が大きい千歳線だが、函館や釧路方面の幹線で東京方面への寝台特急も走っている。南千歳から帯広、釧路方面への特急は石勝線に入る。石勝線はその全長距離の割に駅数が少ない。特に新夕張〜占冠(しむかっぷ)間はひと駅で34.4キロ。ほぼ山手線一周と同じだ。また、新夕張から根室本線と合流する狩勝トンネルまでは特急と貨物列車しか走っていない。ひたすら北海道の原野を行く石勝線だが、北海道観光の魅力が詰まった魅力的な路線だ。
 2012.06.07
064 全国百線鉄道の旅
64大雪山系に抱かれて〜石北本線 前編(旭川〜遠軽)〜42:34
 新旭川と網走を結ぶ石北本線は全長234キロ。北海道の屋根と呼ばれている雄大な大雪山系を眺めながら列車は石狩川に沿って遡行していく。層雲峡温泉の玄関口、上川駅を過ぎて、原生林に囲まれた深い山あいに入ると気動車はエンジンをうならせて、北海道内最高所の峠越えに挑む。石狩と北見を分かつ全長4329メートルの石北トンネルを抜けると列車は一気に勾配を下っていく。特急オホーツクの停車駅丸瀬布に着くと、駅舎に大きな蝶のモニュメントが。また、この町では地元の森林鉄道で走っていたSL「雨宮21号」が観光列車として走っている。丸瀬布は昆虫とSLの町なのだ。石北本線のほぼ中間に遠軽駅があり、この駅で列車の進行方向は逆になる。駅でスイッチバックをするのは、北海道でこの駅だけ。列車は南に進路を変え、一路終点の網走を目指す。
 2012.07.05
065 全国百線鉄道の旅
65SLオホーツク号に乗って〜石北本線 後編(遠軽〜網走)〜42:34
 旭川(東旭川)から網走までを結ぶ石北本線の後編はスイッチバック駅の遠軽から出発進行。生田原では世界40カ国から集めた木のおもちゃと影絵の巨匠藤城清治の作品を展示した「ちゃちゃワールド」を紹介。そして、北海道開拓史の悲劇の舞台となった常紋トンネルを通って留辺蕊(るべしべ)へ。ここは北海道屈指の温泉、温根湯温泉の玄関口。温根湯温泉では蟹の王様タラバの豪快な料理を紹介。北見駅の手前には、およそ2000メートルの地下トンネルが?勿論、市街地の踏切解消のためだと思うが、1時間におよそ2本の列車本数で地下化する必要があったのかと思う。それはさて置き、北見からこの地方の夏の風物詩SLオホーツク号が、流氷の町網走を経由して、知床斜里まで運転されている。オホーツク海に沿って走るSLの姿は、旅情をかりたてる。この他、網走では博物館網走監獄や、クジラやイルカに出会えるネイチャー・クルーズを紹介する。
 2012.08.09
066 全国百線鉄道の旅
66湘南の風に乗って〜江ノ島電鉄〜42:34
 湘南海岸や古都鎌倉など関東を代表する観光地を結ぶ江ノ島電鉄。しかし沿線はまるでローカル鉄道のような、家の軒先をぎりぎりに走る区間があったり、路面電車を思わせる併用区間があったりして変化に富んでいる。起点の藤沢から終点の鎌倉まで全長は10キロ全15駅、車両は全て2両固定編成。カーブが多い路線のため車長は13メートル、台車は車体と車体をつなぐ連接台車を採用している。今回は湘南の風に乗って、地元では江ノ電と親しまれている各駅停車の旅に出かける。
 2012.09.06
067 全国百線鉄道の旅
67太平洋の潮風を受けて〜牟岐線・阿佐海岸鉄道・土佐くろしお鉄道〜43:04
 徳島から太平洋に沿って南下し、海部(かいふ)にいたる全長79.3kmの牟岐線(むぎせん)。海部からさらに南下し高知県の甲浦に至る全長わずか8.5kmの阿佐海岸鉄道と合わせて“阿波室戸シーサイドライン”の愛称がつけられている。牟岐線には、夏の間だけ列車が停まる臨時駅・田井ノ浜駅や、ウミガメが産卵のためにやってくる大浜海岸の日和佐駅がある。阿佐海岸鉄道沿線では、美しい南国の海を楽しむことができる。そして、高知県の後免と奈半利を結ぶ、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線。オープンデッキ車に乗り、土佐湾のオーシャンビューを眺めながらの旅を楽しむことができる。各駅では絵本作家のやなせたかしさんがデザインしたマスコットキャラクターが出迎え、沿線の安芸市営球場にちなんで阪神タイガースを応援するラッピング列車が走るなど、鉄道会社の工夫も旅を彩る。
 2012.10.04
068 全国百線鉄道の旅
68釧路湿原から世界遺産知床へ〜釧網本線〜42:48
 釧路(東釧路)〜網走間を結ぶ釧網(せんもう)本線は北海道を代表する観光路線。釧路〜塘路間を走る「くしろ湿原ノロッコ号」は、北海道内を走るノロッコ号で最古参。釧路湿原観光を代表する乗り物だ。釧路湿原駅から徒歩5分で釧路湿原の展望台に着く。東京23区がすっぽりと入ってしまう釧路湿原は、わが国最大の湿原で、見渡す限り人工物は何ひとつない。塘路駅周辺は湖や沼が多く、中でも釧路川に注ぐ塘路湖はカヌーやボートが盛んだ。塘路の次の駅茅沼は、タンチョウが来る駅として有名である。列車は牧草地帯を走り、摩周湖の玄関口、摩周に到着。摩周湖での幻想的な映像や、屈斜路湖、マリモで有名な阿寒湖を紹介する。列車は田園地帯を走り、世界遺産知床の玄関口、知床斜里に到着。最果ての秘境「知床」は見所がいっぱいだ。そして、知床斜里から「SLオホーツク号」に乗って網走に向かう。オホーツク海を背に走るSLの姿、これこそまさに絶景。
 2012.11.08
069 全国百線鉄道の旅
69日本海から霊峰を仰ぐ〜羽越本線〜42:34
 新潟県の新津駅は信越本線や磐越西線が乗り入れる鉄道交通の要衝として古くから知られてきた。この新津と秋田を結んでいるのが全長271キロの羽越本線だ。新潟発の特急「いなほ」は白新線経由で新発田駅から羽越本線を行く、日本の代表的な米所を走ることからその名が付けられた「いなほ」。この路線の主役列車だ。荒々しい奇岩が立ち並ぶ日本海を間近に望み山形から秋田への県境一帯では霊峰鳥海山の雄大な風景が車窓に飛び込んでくる。他にも村上で育まれた鮭の伝統漁法や酒田で受け継がれる舞妓の踊り、そして秋田を代表する郷土料理きりたんぽ鍋など、羽越本線はこうした歴史や自然にふれあう数々の魅力にあふれている。
 2012.12.13
070 全国百線鉄道の旅
70湖国の夏と冬へ〜湖西線〜42:33
 JR湖西線は京都府の山科と滋賀県の近江塩津を結び、琵琶湖の西側にそって伸びる全長74.1キロ路線。関西と北陸方面の高速走行を担う新幹線並みの高規格路線。大阪、京都への通勤、通学路線として、また関西の身近なリゾート地へ誘う観光路線を併せ持つ。風光明媚で名高い近江八景、夏の近江舞子水泳場、神秘の竹生島、仏教の聖地比叡山、水源の町高島市針江、冬のびわ湖バレイなど、琵琶湖の夏と冬の映像など美しい景観もご紹介。
 2012.01.10
071 全国百線鉄道の旅
71みちのくの旅 奥羽本線前編 福島〜大曲42:34
 福島県、山形県、秋田県、青森県の四つの県をまたぐ奥羽本線は全長484.5キロの長大路線。中でも福島〜新庄間を走る山形新幹線は在来線が走るミニ新幹線で、東京から「つばさ」が乗り入れている。ローカル線の風情を残す奥羽本線に山形新幹線が走り始めてから20年。山形の県境板谷峠、米沢の豪雪地帯、フルーツ王国山形の田園風景を走るその勇姿はすっかりみちのくの風物詩となっている。新庄から普通列車で秋田へ。途中、湯沢、横手と経由し、花火の街、大曲に着く。ここで秋田新幹線と接続し、後編へ続く。
 2013.02.07
072 全国百線鉄道の旅
72みちのくの旅 奥羽本線後編 大曲〜青森42:34
 福島県、山形県、秋田県、青森県の四つの県を結ぶ長大路線、奥羽本線の後編は秋田県の大曲から。大曲〜秋田間の奥羽本線は秋田新幹線「こまち」が走る。秋田からは在来線となり快速リゾートしらかみ、特急つがる、寝台特急あけぼのが「みちのく」の雪原を疾走する。秋田の比内鶏、青森のりんご、三方を海に囲まれた青森の新鮮な魚介類など豊かな食を満喫。秋田の竿燈、男鹿半島のなまはげ、鷹ノ巣の大太鼓、そして、青森のねぶた祭り。東北の祭りを奥羽本線が結んでいる。みちのくの旅は後半も見逃せない。
 2013.03.07
073 全国百線鉄道の旅
73昭和にタイムスリップ 天竜浜名湖鉄道〜天竜浜名湖線〜42:49
 天竜浜名湖線は1987年に国鉄二俣線を引き継いだ第三セクターの路線。静岡県の掛川で東海道本線を分岐し内陸部に入り、浜名湖の北側を周って新所原で再び東海道本線と合流する、全長67.7キロの路線。  駅や橋りょうなど36箇所が国の登録有形文化財に指定されている。昭和の鉄道遺産を巡りながら、沿線には掛川花鳥園、森の石松ゆかりの大洞院、豊岡梅林、フルーツパーク時之栖、うなぎの名店、三ヶ日みかんなどがあり見所がいっぱい。春と共に北へ帰るユリカモメが訪れる浜名湖佐久米駅も紹介する。
 2013.04.05
074 全国百線鉄道の旅
74しまかぜに乗って〜近畿日本鉄道〜42:48
 20年に一度行われる伊勢神宮の式年遷宮にあわせて近鉄の最新鋭特急「しまかぜ」が3月21日デビューした。今回は大阪難波から「しまかぜ」に乗って宇治山田、鳥羽を経由し終点の賢島へ向かう。途中、大和八木では大和三山を臨み、日本初の都、藤原宮跡を訪ねる。松阪では、江戸に多くの商人を輩出した伊勢商人ゆかりの町並みや、地元の人たちが暮らしの中で大切に守ってきた武家屋敷。そして日本三大和牛の松阪牛の深い味わいを堪能できる「和田金」で舌鼓。宇治山田では、伊勢神宮参拝の皇族の方々にお食事を提供してきた老舗「割烹大喜」であわびバター、手こね寿司、鮫のたれを紹介。鳥羽では、海の広さ、豊かさ、不思議さを知ることができる鳥羽水族館。御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功し、その業績をたたえた記念館や磯着を着た海女の潜水実演が見学できるミキモト真珠島を訪ねる。賢島では、展望デッキがあるスペイン帆船型「エスペランサ」でゆったりとした時間を楽しめる賢島クルージング。宿泊は、(英虞湾・あごわん)を臨むホテル志摩スペイン村。ここにはホテル自慢の天然温泉「ひまわりの湯」がある。また「しまかぜ」の他、アーバンライナーや伊勢志摩ライナー、ビスタEX(エックス)など多彩な近鉄特急も紹介する。
 2013.05.10
075 全国百線鉄道の旅
75高原列車は行く〜小海線〜42:49
 全国のJR線の中で最も高い所を走る小海線には、“八ヶ岳高原線”の愛称が付けられている。山梨県の小淵沢駅を出て広大な山裾を登ると標高1375mの最高地点を通過、雄大な八ヶ岳の景色も間近に迫る。清里や野辺山といった山のリゾート地を過ぎると、列車は北へと向きを変え千曲川の源流にそって駆け降りる。長野県の佐久盆地に入ると眼前に荘厳な浅間山麓を仰ぎ見る。高原の魅力を楽しめる小海線の終着地は島崎藤村の詩「小諸なる古城のほとり・・・」で名を知らしめた小諸の街。風情ある城址や優美な日本旅館が旅情をかき立ててくれる。
 2013.06.07
076 全国百線鉄道の旅
76清流長良川紀行 長良川鉄道42:34
 長良川鉄道は1986年に国鉄の越美南線を引き継いだ第三セクターで、岐阜県の美濃太田を起点に北濃までを結ぶ、全長72.1キロの路線。社名の由来となった清流、長良川に沿って北上し日本三名山のひとつ白山の麓までを走る。沿線は見どころが多く、刀剣と小瀬鵜飼で知られる関市。美濃紙で権勢を誇り、うだつの上がる町並み美濃。徹夜踊りの郡上八幡、拝殿おどりの美濃白鳥。長良川の夏を紹介する。
 2013.07.05
077 全国百線鉄道の旅
77平和を誓って〜広島電鉄〜42:49
 2012年11月に開業100周年を迎えた広島電鉄。今回は 路面電車が活躍する街・広島を巡る。広島藩主ゆかりの縮景園では回遊式の庭を散策。世界平和記念聖堂ではパイプオルガンの響きに平和の祈りを込め、平和記念資料館では原爆被害の実相を学ぶ。その他にロータリーエンジンを実用化したマツダのあゆみを知るマツダミュージアムや全室オーシャンビューのグランドプリンス広島、広島ミシュランに掲載された宿・岩惣など世界遺産だけではない広島の魅力をたっぷりと紹介する。
 2013.08.09
078 全国百線鉄道の旅
78富士山を仰いで 伊豆箱根鉄道42:48
 JRと接続する三島駅から温泉地として名高い修善寺を結ぶ伊豆箱根鉄道駿豆線。 全長19,8キロの短い路線ですが見所がいっぱい。何といっても電車は世界遺産に登録された富士山を車窓から仰ぎ見ながら走ります。韮山駅から徒歩10分のところにある真言宗の寺、願成就院の仏像は富士山が世界遺産になった今年6月、5体の仏像が国宝に指定されました。いずれも鎌倉時代を代表する仏師運慶作で彫刻の国宝は中部地方初です。三島は富士山の伏流水が豊富で、街の各所でコンコンと湧き出ています。そのきれいな水を利用して多くの鰻店がありますが、中でも創業160年桜屋のうなぎ重箱は逸品です。終点の修善寺には観光シーズンに懐かしいボンネットバスが走っています。また、イギリスからやって来たロムニー鉄道のSLに乗ることもできます。線路の幅は15インチ(38センチ)で世界最小。これより小さなものは鉄道でなく模型になります。 今回は見所満載の小さな旅をご紹介します。
 2013.09.06
079 全国百線鉄道の旅
79あきた美人ライン 秋田内陸縦貫鉄道42:49
 秋田内陸縦貫鉄道は1986年、秋田内陸南線と北線に分断された状態で国鉄から第三セクター鉄道として発足した。 北秋田の鷹巣から仙北市の角館までの全線開通は1989年。秋田の内陸部を南北に縦断する94.2キロの路線。気動車の走るローカル線で、「あきた美人ライン」の愛称で地元の足、観光列車として親しまれている。大太鼓の町、鷹巣を出て、独特の狩猟文化をもつマタギの里、阿仁マタギへ。錦秋の田沢湖の最寄り駅松葉を経て、みちのくの小京都として名高い角館で秋田新幹線に接続する。今回はひと足早いみちのくの秋を満喫する。
 2013.10.27
080 全国百線鉄道の旅
80中国山地を横断して 芸備線・姫新線42:49
 中国山地を走るローカル線、芸備線と姫新線。 芸備線は岡山県新見市の備中神代から広島までを結ぶ全長159.1キロ。姫新線は兵庫県姫路から岡山県新見市の新見までを結ぶ全長158.1キロ。両線を伯備線が繋いで、日本海側と瀬戸内海側を結ぶ「陰陽連絡線」のひとつにもなっている。優等列車は1本もなく、全線を走る普通列車もない。沿線には小さな城下町や温泉が点在し、なぜか山の中にあってサメ料理や揖保のそうめん、竜野の醤油。また、なでしこリーグ「湯郷ベル」本拠地も。人気アニメ、「ナルト」のラッピングカーや津山の鉄道遺産 扇形車庫のイベントも紹介する。
 2013.11.03
081 全国百線鉄道の旅
81秋田こまちに乗って
 東北を横断する田沢湖線。秋田県大仙市の大曲から岩手県盛岡市の盛岡までを結ぶ全長75.6キロの路線。重要な地方交通線にもかかわらず、1996年に1年間運休し、新幹線のレール幅に拡張する工事が行われ、翌年には秋田新幹線を走らせた。2013年、最新型新幹線E6系「スーパーこまち」が運行開始。E3系の旧型車は2014年にすべて置き換えられる予定。沿線では盛岡の「わんこそば」、小岩井牧場、路線名の元となった田沢湖、武家屋敷の角館、秋田県に拠点を持つ劇団「わらび座」の公演などを紹介。また、つなぎ温泉、乳頭温泉、国見温泉など、それぞれ湯の色が違う温泉も注目。
 2013.12.01
 
SP 全国百線鉄道の旅 スペシャル
SP日本列島縦断 ローカル線の旅1:37:44
  
  
SP 全国百線鉄道の旅 スペシャル
SP旅情満喫 特選! ふるさと列車1:40.00
 三陸鉄道、氷見線、城端線、長野電鉄、伊豆急行、御殿場線、伊予鉄道、島原鉄道
 2010.12.12
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 2012.10.07
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 2013.04.13
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SP絶景!ぐるり北海道1:41:14
  
 2013.11.10