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ウルトラQ 1〜5 | 1 | ゴメスを倒せ! | 1966.01.02 | 25:22 | 東京-大阪間を結ぶ東海弾丸道路のトンネルの工事現場。工事中に突如空洞が現れ、そこに怪物が現れたという。由利子は淳・一平と共に現地に飛ぶ。由利子は淳と共に洞窟に入るが、そこに怪獣が現れ土砂崩れが発生、二人は退路を断たれてしまう。一方一平たちは古文書から、怪獣が狂暴なゴメスであり、また同時に見つかった石のようなものがゴメスの天敵・リトラのさなぎであることを知る。一平たちはさなぎを暖めて、リトラを孵化させることに成功する。やがて由利子たちはなんとか逃げ出すが、ゴメスもまた地上に出る。ところが肝心のリトラはじっとしたまま動こうとしない。 | 2 | 五郎とゴロー | 1966.01.09 | 25:29 | 淡島のロープウェイに雲を突くような巨大な猿が現れ、人々は大混乱に陥った。一方、野猿観察研究所では青葉クルミが猿に奪われており、留守番の五郎が叱られていた。海外出張中の由利子に代わって、関デスクは淳・一平にヘリを出してもらい自ら猿の取材を行なう。青葉クルミを奪った猿は、五郎に育てられたゴローだった。青葉クルミを食べすぎると甲状腺に異常をきたしてしまうのだ。そして五郎は、ゴローの餌を手に入れるため盗みを働いてしまい警察に捕まってしまう。ゴローは五郎を追って町に現れ、暴れまわる。警察は発砲しようとするが、由利子と関デスクは事件を解決するための名案を思い付く。 | 3 | 宇宙からの贈りもの | 1966.01.16 | 25:51 | 由利子と淳は取材の帰りに、海上に謎の物体が落下するのを目撃する。それはかつて失敗して火星でバラバラになったはずの火星探査ロケットのカプセルだった。しかも落下する際に使用された落下傘は地球上の繊維でできたものではなく、カプセルの中には謎の金色の玉が二つ入っていた。だが盗みに入った泥棒が、その玉を値打物だと思って一緒に盗んでしまう。泥棒は淳を脅迫し、飛行機で逃亡する。そこで玉のひとつが温水につかり、巨大化して怪物が生まれる。由利子は淳・一平と共にその取材に向かう。由利子たちは更に巨大化した怪物に遭遇し、やがて怪物は地上に出て暴れ始める。 | 4 | マンモスフラワー | 1966.01.23 | 25:28 | 丸の内ビル街で局所的な地震が頻発。淳・一平・由利子の三人は皇居のお堀に妙なものが浮いていると聞きつけて行ってみる。そこには巨大な根のようなものがあった。やがて根はビル街にも壁を突き破って現れ始める。ビル街はパニックに陥り、その間にもどんどん成長するマンモスフラワー。そのため、一平はお得意先の女の子と共に崩れたビルに閉じ込められてしまう。植物学の権威、源田博士は学術的見地からマンモスフラワーへの攻撃を一日待つように依頼するが、マンモスフラワーはますます成長してついに花を咲かせてしまう。 | 5 | ペギラが来た | 1966.01.30 | 25:29 | 越冬隊員と資材を乗せた南極観測船に特別取材班として乗船した淳。淳の真の目的は、3年前に起きた野村隊員の失踪の謎を解くことだった。彼の手帳には、ペギラという謎の言葉が記されていた。異常寒波に襲われる南極基地。資材を運ぼうとした伊東隊員は行方不明になるが、その夜に瀕死で基地に戻ってくる。彼は怪物を見たと言う。伊東から野村を見たという言葉を聞き、婚約者の久原は外へ出る。そこで氷の中で眠る野村を発見する。淳たちは久原を追うが、そこで怪物と遭遇する。その怪物こそ野村が記したペギラだった。異常寒波を生み出すペギラは、やがて基地に襲いかかる。 | 002 | ![]() |
ウルトラQ 6〜10 | 6 | 育てよカメ | 1966.02.06 | 25:29 | 浦島太郎少年は大の亀好き。飼っている亀が99センチになると龍宮城に連れていってもらえると信じ、授業中でも亀の世話に余念がない。そんなある日太郎は学校の近くで銀行強盗を目撃する。そして学校に逃げてきた強盗に亀が食いついたことから、亀を追って強盗と一緒にトラックに乗り込んでしまう。やがて下水道に逃げ込んだ強盗と太郎。太郎がうたた寝をしている間に亀はなんと99センチに成長する。驚いて逃げ出す強盗。亀は太郎を乗せて本当に龍宮城へと飛び立つ。だがいざ着いてみるとそこには何もなく、ブランコに乗った生意気な女の子がいるだけだった。なんと女の子は乙姫だと名乗る。太郎は腹をたてて女の子を懲らしめようとするが…。 | 7 | SOS富士山 | 1966.02.13 | 25:31 | 一平と由利子は富士山噴火の危険について取材すべく富士火山研究所を訪問する。そこで二人は富士の樹海に住むタケルという野生の少年のことを知り、彼について取材を始める。そんな中、吉野のお池から大岩石が飛び出す。再び噴火の兆候を示す富士山。大岩石は爆破されて廃棄されるが、岩石は集合して合体し、岩怪獣となる。タケルを避難させるべく樹海に向かった淳たちは岩怪獣と遭遇し、タケルは巡査と共に洞窟に閉じ込められてしまう。なんとか二人は抜け出し、淳たちは避難しようとする。だがタケルは怪獣に立ち向かう。そして、富士も噴火を開始する。 | 8 | 甘い密の恐怖 | 1966.02.20 | 25:31 | ある日、一平の訓練飛行の最中、淳は地面が異様に盛り上がり汽車が脱線するのを目撃する。その後、一の谷博士は淳・一平・由利子と共に農事試験場を訪れ、そこで生物を巨大化させる効果を持つハニーゼリオンを見せてもらう。やがて地面の盛り上がりが再び目撃され、そこからハニーゼリオンによって巨大化したモグラが現れる。周囲の非難を浴び、ハニーゼリオンを研究していた木村は苦悩する。だが、淳たちはハニーゼリオンを管理していた温室にモグラが入る余地がないことに疑問を持つ。モグラを温室に入れたのは、木村の成功を妬んだ同僚の伊丹だったのだ。 | 9 | クモ男爵 | 1966.02.27 | 25:32 | パーティーからの帰り道、近道をしようとして淳たちは道に迷ってしまう。更に、一平たちが底無し沼に落ち、熱を出してしまう。困った彼らだったが、近くに明かりを見つけて行ってみる。そこには、誰も住んでいないクモの巣だらけの洋館があった。淳はその館を見て、かつて聞いたことがあるクモ男爵の話を思い出す。蜘蛛の収集家であるクモ男爵の娘が毒グモに刺されて死に、タランチュラとして甦った話を。そして館の内部を調べていた淳は巨大なクモを発見する。あわてて皆に話すが、誰も信じようとはしない。しかし、巨大グモはやがて皆を襲い始める。 | 10 | 地底超特急西へ | 1966.03.06 | 25:30 | 東京-大阪-北九州間を3時間で結ぶ地底超特急、いなづま号の公開試運転が行われようとしていた。由利子はその取材に向かう。また、江戸っ子少年で靴磨きのイタチの健も、いなづま号にもぐり込んだ。一方、星川航空では人工生命M1号輸送の仕事を請け負うが、そのアタッシュケースは一平が間違えて持っていってしまった。その頃、一平は毎日新報の記者と偽っていまづま号に乗り込んでいた。そしていなづま号は発車してしまう。やがてカメラのフラッシュに反応して人工生命が活動を始め、先頭車を占拠していなづま号を暴走させてしまう。やむを得ず客車を切り離して乗客は助かるが、乗務員に見つかって追われたイタチはなんと先頭車に逃げ込んでいた。 | 003 | ![]() |
ウルトラQ 11〜15 | 11 | バルンガ | 1966.03.13 | 25:30 | 土星ロケット・サタン1号は、「燃料がゼロだ!あぁ、風船が!」という謎の言葉を残し、大気圏突入時に墜落した。一週間後、事故現場付近を飛んでいた淳は突如燃料切れを起こす。調べるとラジエーターのところに小さな風船のような生き物が引っかかっていた。そして調べてもらうためその風船を運んでいた淳の車は、突如ガス欠を起こす。風船はどんどん大きくなり、車ごと宙に浮く。その際に一平は重傷を負ってしまう。風船怪獣バルンガはあらゆるエネルギーを吸い、どんどん大きくなる。そのため攻撃は中止され、しかも都内でのあらゆるエネルギーの使用が禁止されてしまう。これでは一平の手術を行なうこともできない。淳たちは、バルンガの存在を知っていた奈良丸博士を探し出し、バルンガ対策について尋ねる。しかし博士は、バルンガは自然現象だから対策などないと言い放つ。そしてバルンガは台風のエネルギーすら吸収し、更に巨大化する。 | 12 | 鳥を見た | 1966.03.20 | 25:29 | ある朝、動物園から全ての動物がいなくなるという怪事件が発生。ただ一人の目撃者は「鳥を見た」と言って息絶えた。そしてある漁村に古い幽霊船が出現。調査した淳たちは航海日誌と小鳥を発見するが、船はすぐに崩れ去った。一の谷博士は、その船は998年前のものだという。そして、発見された小鳥は古代の巨鳥、ラルゲユウスにそっくりだった。一方、漁村に住む三郎少年は幽霊船の小鳥になつかれ、一緒に暮らしていた。だが鳥は次第に狂暴な様子を見せはじめる。鳥が発見されたことを聞かされた一の谷博士は、鳥の隔離を願い出る。鳥は警察の留置場に運ばれるが、その晩、巨大化し始める。 | 13 | ガラダマ | 1966.03.27 | 25:28 | 弓ヶ沢で小学生が隕石のような物体を発見した。一の谷博士がそれを調べたところ、宇宙の物質・チルソナイトで作られたものだった。そしてその物体からは、極超短波が発せられていた。気になった一の谷博士は淳・一平にヘリを出してもらい現地に飛ぶ。そこで調査を進めていた彼らは、巨大なガラダマ(その地方の言葉で隕石のこと)がダムに落ちてくるのを目撃する。そのためにダムの水はあふれ出し、遊覧船が干上がった崖に引っ掛かってしまう。そして、巨大なガラダマは発光し始め、中から巨大な怪物が姿を現す。怪物は遊覧船を襲い、ダムを破壊しようとする。 | 14 | 東京氷河期 | 1966.04.03 | 25:28 | 羽田空港が突如異常寒波に見舞われ、氷漬けになってしまう。その頃、由利子は出稼ぎ労働に来ている父親を探しに来た少年に出会っていた。異常寒波は、南極の温暖化と共に北上してきたものだという。そしてたちまち東京全域が大吹雪に見舞われる。そんな折り、関デスクは吹雪の中にペギラを目撃する。異常寒波は南極から北極へ向かう途中のペギラがもたらしたものだったのだ。ペギラの弱点、ペギミンHを取り寄せるべく星川航空に向かう由利子たち。だが雪で動きがとれず、小柄な少年一人だけが星川航空に向かう。その頃星川航空では、飛行機を奪おうとして淳たちに銃を向けている男がいた。その男こそ宝石強盗であり、戦時中の名パイロットであり、何より少年の父親だったのだ。 | 15 | カネゴンの繭 | 1966.04.10 | 25:25 | 天体物理学研究所から、チルソナイトの電子頭脳が盗み出された。しかも電子頭脳がひとりでに動いて出ていったという。由利子は淳たちと電波監視所の花沢主任のところに向かう。やがて電子頭脳から発信される誘導電波が観測される。電子頭脳は国道を自動車で榛名山に向かっていた。淳たちは電子頭脳を追う。しかし、無数のガラダマが東京に飛来し、ガラモンが現れて破壊を始める。淳たちはようやく電子頭脳の所在を突き止める。謎の男がヒッチハイクで運んでいたのだ。男はトラックを奪って逃走する。しかしやがて警官隊に包囲されて逃げ場を失う。だが男は不思議な機械で警官の銃を操り、逆に警官隊を射殺してしまう。なおも暴れるガラモンたち。淳と一平は男から電子頭脳をなんとか奪おうとするが…。 | 004 | ![]() |
ウルトラQ 16〜20 | 16 | ガラモンの逆襲 | 1966.04.17 | 25:28 | 天体物理学研究所から、チルソナイトの電子頭脳が盗み出された。しかも電子頭脳がひとりでに動いて出ていったという。由利子は淳たちと電波監視所の花沢主任のところに向かう。やがて電子頭脳から発信される誘導電波が観測される。電子頭脳は国道を自動車で榛名山に向かっていた。淳たちは電子頭脳を追う。しかし、無数のガラダマが東京に飛来し、ガラモンが現れて破壊を始める。淳たちはようやく電子頭脳の所在を突き止める。謎の男がヒッチハイクで運んでいたのだ。男はトラックを奪って逃走する。しかしやがて警官隊に包囲されて逃げ場を失う。だが男は不思議な機械で警官の銃を操り、逆に警官隊を射殺してしまう。なおも暴れるガラモンたち。淳と一平は男から電子頭脳をなんとか奪おうとするが…。 | 17 | 1/8計画 | 1966.04.24 | 25:29 | 1/8計画と書かれた看板のある建物に群がる人々。好奇心から由利子はその建物に入る。なんとそこでは人工過密対策のため、人間を1/8に縮小する計画が進められていた。そして由利子はうやむやの内に縮小されてしまう。更に不法侵入のため逮捕される由利子。しかしなんとか由利子は逃げ出し、星川航空に向かう。ところがなんと既に由利子は死んだことになっていた。落胆した由利子は書き置きを残して縮小人間の居住区へと向かう。やがてそこへ淳と一平が連れ戻しにやって来る。だが由利子は、既に自分は淳たちとは違う人間になってしまったと言って帰ることを拒否する。 | 18 | 虹の卵 | 1966.05.01 | 25:29 | 濃縮ウランを輸送しているトラックが突如怪獣に襲われた。炎に包まれたトラックは崖下に消える。その際に金色の虹が発生していたことから、淳はこれがかつて北京を襲った地底怪獣パゴスの仕業ではないかと考える。パゴスの襲撃に備える原子力発電所。一方、さざめ竹の花を見つけた少女が、更に虹の卵を見つけると何でも願いがかなうとおばあちゃんに聞かされて探しに行く。おばあちゃんの足を治してもらうためだ。やがてパゴスが現れ、原子力発電所へと向かう。その頃少女は、虹の卵をついに探し当てた。だがそれは実は濃縮ウランのカプセルだったのだ。パゴスは濃縮ウランを目指して進む。しかし少女はカプセルを手放そうとしない。 | 19 | 2020年の挑戦 | 0966.05.08 | 25:26 | 航空自衛隊の天野二佐は怪飛行物体を発見、哨戒機を発進させるが機は墜落してしまう。一方、各地で人間蒸発事件が続出。由利子の目の前でも人間が消えてしまう。そして天野の目の前で淳までもが消えてしまう。一平は、事件が神田博士の書いた「2020年の挑戦」という小説にそっくりだと指摘する。「2020年の挑戦」は神田博士がケムール人とテレパシー交信した記録だという。ケムール人は2020年という進歩した時間を持ちながら、肉体の衰えだけは克服することができない。そこで若い肉体を奪おうとするのだという。そして人間蒸発の写真を撮ったため狙われた由利子は遊園地でケムール人と遭遇する。一方、神田博士を訪ねた一平と天野は、ケムール人の弱点であるXチャンネル光波の源、Kミニオードを手に入れる。 | 20 | 海底原人ラゴン | 1966.05.15 | 25:30 | 伊豆で海底火山が爆発、由利子は淳・一平のヘリに乗り岩根島に取材に向かう。岩根島に住む石井博士は、火山の爆発は岩根島が沈没する前兆だと語る。その時、漁船が妙な物体を引き上げていた。石井博士はその物体を借り受け、それが海底原人ラゴンの卵ではないかと推測する。一方、海から怪物が現れて島の人々を恐怖に陥れていた。怪物は海底原人ラゴンだった。やがてラゴンは石井博士の家に現れる。だがラゴンは博士達を襲おうとはしない。ラゴンはラジオの音楽に聞き入っていた。淳はその習性を利用してラゴンをおびき出し、地震に乗じて崖下に落とす。その地震から石井博士は間もなく島が沈没すると言い、人々は我先に逃げようとする。だがそこにラゴンが現れる。ラゴンは卵を探しに来ていたのだった。だが卵は漁船の持ち主の川崎が、石井博士の家から既に盗んでしまっていた。 | 005 | ![]() |
ウルトラQ 21〜25 | 21 | 宇宙指令M774 | 1966.05.22 | 25:27 | 由利子は船上で人形の口から、怪獣ボスタングが地球に侵入したと警告するルパーツ星人・ゼミの声を聞く。後日、淳と一平は訓練飛行の最中、突如山の中に移動する。ルパーツ星人がボスタングの警告を信じさせるために行なったことだった。宇宙人の言葉に従い、図書館に向かう3人。彼らはゼミと名乗る地球人そっくりの宇宙人に出会い、キール星人が送り込んだボスタングの恐ろしさを聞かされる。彼らは海上保安庁の巡視船に乗り込み、海へと出る。そして彼らはボスタングと遭遇する。ボスタングは音に敏感だというため、エンジンを停止する巡視船。だが近くに客船が接近する。なんとか客船のエンジンも停止させることができるが、このままでは埒があかない。じっと救援隊を待つ巡視船の船長。しかしボスタングは客船に向かい始める。そこで巡視船はボスタングの注意を引くため、エンジンを全開にする。するとボスタングは巡視船に襲いかかってきた! | 22 | 変身 | 1966.05.29 | 25:28 | 蓼科山で動物の白骨死体と巨大な人間の足跡が発見された。雪男発見!として毎日新報は取材に向かう。だが由利子は外されてしまった。その由利子に友人のあや子が相談に来る。雪男の正体は婚約者の浩二だというのだ。1年前、蓼科山で浩二はアマゾンにしかいないはずのモルフォ蝶を発見し、あや子を置いて追っていった。そして浩二は巨大なモルフォ蝶の群れに出会い、鱗粉の毒に侵される。浩二は水を求めて近くの沼へと消えていくが、追いついたあや子が見たものは、巨大化した浩二だったというのだ。その話を聞いて現地に飛ぶ由利子たち。そこで暴れまわる巨人と遭遇する。巨人はまぎれもなく浩二だった。だが巨人は人の言葉を解する様子もなく暴れ続ける。由利子たちは一旦退き、今後の対策を考える。だがそうこうしている間に巨人は人里に降りて暴れ始める。 | 23 | 南海の怒り | 1966.06.05 | 25:28 | 魔の海域と怖れられるコンパス島近海で第五太平丸が遭難した。この海域では船の遭難が相次いでおり、由利子・淳・一平は関デスクの命令で取材に向かう。一方コンパス島では、第五太平丸の乗組員である雄三が島に流れ着き、島の娘アニタに救われていた。やがてコンパス島についた3人+通訳の南だったが、島の人々からは帰れと言われてしまう。その時、島が騒がしくなった。スダールが現れたというのだ。スダールとは大ダコだった。襲われるアニタの弟。淳はなんとか彼を助け出し、島にいてもいいと言われるようになる。淳はアニタにスダールの巣の場所を問う。雄三の必ずスダールを倒すという決意に負け、アニタはスダールの巣を教える。淳の連絡でそこへ爆撃機が向かう。だが掟を破ったためアニタ達は火あぶりにされようとする。そこへ爆撃機が現れ、スダールに爆撃を加える。だがスダールは怒って島に上陸し、人々を襲う。 | 24 | ゴーガの像 | 1966.06.12 | 25:27 | アーブ博物館から盗み出された、古代アランカ帝国のゴーガの像が日本に密輸された。その密輸組織の一員である女性アリーン、その正体はアーブから来た国際文化財保護委員会の秘密捜査官、リャン・ミンだった。リャン・ミンは外部の仲間と連絡を取りつつ、密輸組織を探る。だがその正体は既にばれていた。一方、ゴーガの像をX線撮影したことから像に異変が起こり始める。その晩、像は砕け散り、中からアランカ帝国を滅ぼした貝獣ゴーガが現れる。片や由利子たちは密輸事件を追っていたが、偶然リャン・ミンの仲間と接触したことから密輸組織に接近、そして捕らえられてしまう。リャン・ミンと共に逃げる淳たち。だが追いつめられてしまう。その時、どんどん巨大化するゴーガが天井を突き破る。その隙に淳たちは逃げることに成功するが、ゴーガは東京を破壊し始める。 | 25 | 悪魔っ子 | 1966.06.19 | 25:29 | 何もないのにハンドルを切り損ねる自動車事故が頻発していた。だがそれは単なる事故として処理されていた。一方、東洋魔術団では、空中を自在に歩くリリーという少女が大人気だった。実はその秘密は催眠術だった。リリーは催眠術によって、精神を肉体から分離して自在に動き回ることができるのだ。一方、相変わらず不思議な事故は続いていた。事故の被害者にはつまらない小物をなくしてしまうという共通点があった。彼らが浮遊する白い少女を目撃していたことから、淳たちはリリーが犯人ではないかと推測する。そして実際にリリーは盗られた小物を持っていた。だがリリーはなぜそんなものを持っているのか分からないという。一の谷博士は、リリーの精神が暴走しているのだと気付く。淳たちはリリーを訪ねるが時既に遅く、リリーの精神は肉体を連れ出して滅ぼそうとしていた。 | 006 | ![]() |
ウルトラQ 26〜28 | 26 | 燃えろ栄光 | 1966.06.26 | 25:28 | ダイナマイトジョーは無敵のボクサー。いつも予告通りのラウンドにKO勝ちするのだ。実は彼の予告はペットのピーターが彼に告げるものだった。ピーターは温度によって大きさが変わる深海生物・アリゲトータスであった。だが彼は世界チャンピオン、ロニー・カンポとの対戦を1週間後に控えていながら突如失踪してしまう。そしてある日、ホテルのショーを見ていた淳たちは、そこに出ているピエロがジョーだということに気付く。早速ジョーに取材を申し込む由利子。ジョーは、ピーターとの運命の出会い、そして今度の試合でジョーがノックアウトされるとピーターが予言したことを語る。すっかり気弱なジョーを見て、由利子は記事を書くことを断念する。後日、ジョーを励ますために再びホテルを訪れる淳たち。だがジョーはピーターがいなくなったため更にしょげていた。そしてその晩、落雷による火事の中から炎によって異常に巨大化したピーターが現れる。 | 27 | 206便消滅す | 1966.07.03 | 25:19 | 淳と一平が乗っている旅客機206便が突如レーダーから消えた。騒然とする管制塔。心配する一の谷博士と由利子。その頃、気絶から覚めた淳は旅客機が不思議な空間にいることに気付いた。だがその騒ぎに乗じて、護送されていた凶悪犯オリオン太郎が脱走。淳たちを脅迫して旅客機の外に逃げ出す。しかし淳は隙をついてオリオン太郎から銃を奪う。オリオン太郎は空間の狭間に落ち込み、消えてしまう。だがその時巨大なアザラシが現れ、淳たちを襲う。なんとか旅客機に戻る淳たち。迫る怪物。ところがパイロットは銃撃で負傷してしまっていた。やむを得ず淳と一平がコクピットに座る。なんとかアザラシの攻撃をかわして飛び立つ淳。だが現在位置は不明な上、燃料は既にゼロになっていた。 | 28 | あけてくれ | 1967.12.14 | 25:17 | 一平を置いて深夜のドライブとしゃれこんだ淳と由利子。だが酔っ払いの中年男を見つけてドライブは台無しとなる。その男は電車を見ると「あけてくれ!」と叫ぶのだった。 その男・沢村は不思議な電車に迷い込んだという。その電車にはSF作家・友野健二が乗っており、彼が言うにはその電車は現実のしがらみに満ちた世界を離れ、新しい世界へ導いてくれるのだという。信じない沢村だが、窓の外には走馬灯のように現実の光景が移り変わっていく。そしてかつての妻と子の姿を見た沢村は、「俺はまだ行けないんだぁ。あけてくれ!」と叫ぶのだった。 催眠術によって沢村からその話を聞いた一の谷博士は、そんな人が他にもいると言う。淳と由利子は、この事件を調べるべく友野健二を追う。だが友野健二は1年半前から行方不明だった。時折の電話、そして原稿が郵便で送られてくるだけだという。 沢村は妻の迎えが来て一の谷博士の元を去る。だが妻にはなじられ娘には嫌われる。そして勤め先では上司に叱られる。沢村は会社を去る。 一方、淳の車に突然友野健二の原稿が現れる。その原稿を読む淳と由利子。友野健二は現実の憂鬱さと作家としてのスランプから、どこか遠い世界に生きたいと願っていた。自分が書く小説のように。すると彼の乗るエレベータは果てしなく下降していき、現実のしがらみを離れた全く新しい素晴らしい世界にたどり着いたというのだ。 片や沢村は夜の町をさまよい歩く。再びあの電車に乗るために。「連れてってくれ!俺も連れてってくれ!どこへでも連れてってくれー!」だが彼の前に二度とあの電車が訪れることはなかった…。 |